2015-01-01から1年間の記事一覧

学生気分というmisconception

文化的事物に対して一山当てるまでが学生、と考えると学生(気分)が無限に延長されることになる。

<harmony/>を観た

<harmony/>を観た。 屍者の帝国と比べると、アイディアが脳・心理に集約されていて、わかりやすかったというか、スッと理解し易いなと思った。 あと、結末がとても予定"調和"的なのに笑った。</harmony/>

ディスコネクテッド・メンタル

緊密に接続されすぎた系は不安定になるという事実へのアンチとして、「接続の弱さを内面化すべきだ」というニュアンスをこめ、ひとに対しては「他人への興味を極力落とせ」と言い続けている。 もっとも、これ(=人間が他人に興味を持つ)は生まれついての性質…

愚かである自由

「自由には愚かさが含まれているべきだ」なのではない。 そもそも通念上正しいことは咎められるはずがない(というか、「通念」の定義がそうだろう)のだから、自由とは常に愚かさを行うための権利として捉えられるべきだ。 知の福音と自己認識のいずれかない…

猫マッチョ

あまり猫のことをマッチョという言葉で捉えてないけれど、あれは紛う事なく筋肉の塊であって、マッチョと呼ぶべき存在だ。

認知科学

環境の違いが容易に圧となり、圧の違いはインタラクションの違いをもたらす、というアイディアが、「人類普遍に適用可能なフェアなアイディア」という思想を根本的にひっくり返す契機になるかもしれない。 新しいパラダイム(構造主義)は言語学(記号学)から来…

幽流風破

幽流風破な文章を心がけていきたい。

おじさん・おばさんという自称

「おじさん」や「おばさん」という自称は、謙遜(と呼ぶのは適切ではない気がするが)や無意識的な自虐から来るだけでなくて、古典的な男性/女性(ないし年齢)観に対するアンチテーゼから来る場合もあると感じる。 否定されてることを望んでの発話である場合…

会社への所感

一時期は同期のことを鬼のように批判していたけれども、自分にとって許せない思える人たちは、こう言ってはなんだけれど高専卒でまだ20だし、自分にとってちゃんとしていると思える人たちもそのぐらいの歳頃は悪い尖り方をしていることも多々あるとして考え…

子供のウェブをフィルタ(する|しない)という暴力

ウェブの役割は、主に2つ、知識を与えてくれるメデイアと、コミュニケーション手段ととがあるけれども、先に2つ目について、被害者になるリスクにせよ加害者になるリスクにせよ、それは本人の教育上の問題に帰するものであって、それを与えないことによって…

リベラルアーツとしての計算機

今に至るまでリベラルな技術者という自認があったけれど、元々リベラル的な思考があって、そのなかで人間を自由にするものとしての計算機に興味を持つ、という順序であったことを思い出した。 計算機科学は、人文的なaffairにもかなり示唆を与えてくれるので…

わらう人々

兼好のいう「笑われながらもやり続けるほうが成長する」というの、現代においては、笑ってくる相手は同分野で先駆者たる偉人や単なるなんの気もない外野ではなく、当該分野に失敗したか挑戦すらできずにくすぶっている人たちや、そもそも他人を批判せずには…

United Airlines

安全ガイド動画のバックグラウンドミュージックが Gershwin の Rhapsody in Blue なの、ちょっといい感じだった。 安定飛行直後に、機内Wi-Fiから外部インターネットに繋がったのだがなんだったのか(普通は有料) 基本的に機内Wi-Fiは繋がらない。ポータルペ…

言葉を繰る

言葉をエレガントに操りきれないのであれば言葉を無くすべきだが、そのどちらもできない僕はいつだって迂闊だ。

お説教

メンヘラが言う「小一時間説教を食らわせた」が本当に罰になってるかは疑わしい。 受け手によってはご褒美みたいなところがある。

わたくし

恋う学終死。又の名を、大学院理工学研究科居士といふ。 霊長目ヒト科ヒト属ノーラント種。

空間の選好性

渋谷の坂は、老いた世代を排する装置として機能してるのかもしれない。 空間には、選好性がある。

一括り

一括りにされて認識されるせいで、善良な人たちが傍若無人な人たちに対する誹りを受けてしまっているもの、「おたく」よりも「中高年」のほうが(ある面では)深刻なのかもしれない。 人間は常に、一括りにすることも、されることも、避けなければならない。

entropy-rich

何語であっても140字という制約は、言語間の格差を生む。 漢字をふんだんに使ったエントロピー贅沢なツイート 〜季節のリンクを添えて〜

他人を必要としなくても完全に自立して生きていけるような人間

恋愛について、他人を必要としなくても完全に自立して生きていけるような状態にある人間が、それでもなお一緒に居たいという感情と意志の生まれる間柄こそが適正である、と思いこんでいる節がある。 恋愛をしようが何をしようが、依然、一人の人間として美し…

博物館の真価

博物館の真価は閉架と修復人員だ(と思っている)が、これは通信インフラとも似ているのかもしれない。

ソシオパス

ソシオパスは善良ぶるという見方も表層的で、もともと真に善良たり得ようとしていた人がソシオパスになるパターンが多いのではという気がする。

空リプ

空リプは、薬のようなものだと思う。 血流に乗ってどこにだって辿り着きうるものだが、作用機序を綿密に設計するがゆえ、狙った器官においてのみ効能が発現する。

connected ears

ひとびとの音楽プレーヤーがオンラインになったら、音楽に対して精密に計算されたフェイクの環境音を加えることで、例えば周囲の歩行者とぶつけたり、なんなら交通事故を起こすことが出来るのだろうか。

木を傷つけると色々なものが垂れてくる。 楓を傷つけると甘い蜜が、漆を傷つけるとウルシオールが、ゴムの木を傷つけるとラテックスが、垂れてくる。 では、人はどんなものを垂らすのだろうか。

ネットワークが繋ぐもの

「インターネットやめろ」論者をみて、ひとつ思ったことがある。 たぶんローマ時代にも、執拗に道路整備を攻撃する、そう、アンチ道路主義者みたいなのがいたんだろうという気がしてきた。 「道路は侵略を、疫病を、不適切な移民をもたらした。」「道路整備…

ソフトウェアの世界

情報工学は、それを自分の居場所だと思う一方、もはや僕がそれを目指した頃ほど魅力的ではないと感じる。

親と子

結婚したくないとは思わない。けど、両親は夫婦仲がよく、物事も対話で解決してくれるという精神面での豊かさを与えてくれ、私学中高と国公立大の大学院にまで親持ちで行けるという経済面でも豊かさを享受させてくれた。それも、それらを「何か良いもの」「…